スターウッドホテル&リゾート
ツアー1:ミュージアム・マイル:グッゲンハイム美術館フリック・コレクション 有名博物館の宝庫、ミュージアム・マイル(Museum Mile)。以下はそのなかでもセントラル・パークに近いアッパー・イースト・サイド(Upper East Side)にある博物館をメインにしたモデルコース。1日ですべてをじっくり鑑賞するのは不可能なのでポイントを絞って見学しよう。
グッゲンハイム美術館(Guggenheim Museum) 地下鉄4、5、6線86 St.駅をセントラル・パーク方面(西)へ進み、突き当たって右折、公園を左手に北へ向かうと5番街88丁目(道路右側)に博物館がある。
グッゲンハイム美術館でまず驚くのは、フランク・ロイド・ライトによる巨大なスパイラル構造。意表をつくデザインで周囲の建物を圧倒している。
この美術館は銅と銀の採掘で大富豪となったソロモン・R・グッゲンハイム(Solomon R. Guggenheim)のシャガール、ピカソ、カンディンスキー、クリー、ゴッホなどのコレクションを収蔵し、企画展も開かれる。エレベーターで最上階に移動して、上から下に向かって見学するとよい。
メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art) グッゲンハイム美術館を出てFifth Avenueを渡り左折。セントラル・パークを右手に南へ進む。このあたりは公園に面してアパートが並ぶ高級住宅街。
1870年創立のメトロポリタン美術館は、超一流かつ膨大なコレクションを誇る巨大美術館。
エジプト美術・デンドゥール神殿遺跡、ヨーロッパ絵画、中世美術などのテーマに分かれており、アメリカン・アートを選りすぐったアメリカン・ウィングもおすすめ。ガイドツアーあり。興味があるものは先に見学してしまおう。作品の入れ替え、企画展等で展示状況は随時変動するため確認が必要。
ホイットニー美術館(The Whitney Museum) メトロポリタン美術館を出てFifth Avenueを渡り、82nd Streetを通ってMadison Avenueへ。Madison Avenueにぶつかったら右折して75th Streetに出るまで南に歩く。Madison Avenueと75th Streetの角に美術館がある。
ガートルード・ヴァンダービルト・ホイットニー(Gertrude Vanderbilt Whitney)が一般に冷遇されがちな新進作家のために創設した美術館。現在は常設展もできたが、本来の見どころはモダン・アメリカン・アートの企画展。
世界でどのように多くの人々が太りすぎている
最大の目玉は2年に1度開催されるバイエニアル。毎回物議を醸すこの特別展にはニューヨーカーも興味津々。
フリック・コレクション(The Frick Collection) ホイットニー美術館を出てMadison Avenueを渡り、74th Streetを右折してFifth Avenueにぶつかったら左折。Fifth Avenueと70th Streetの角にある。
フリック・コレクションは鉄鋼王ヘンリー・クレイ・フリック(Henry Clay Frick)の邸宅に上質のアートをちりばめた美術館。作品もさることながら、古き良き時代の風情に満ちたたたずまいが印象的。
説明書きやロープをいっさい使っていないので、まるで豪邸に招かれた客人のような心持でティツィアーノやエル・グレコの傑作を堪能できる。
鑑賞後は眺めのよい中庭でリラックス。
ツアー2:イースト・ビレッジヴェニエロトンプキンズ・スクエア・パーク
ヴェニエロ(Veniero's Pasticceria) マンハッタンの1番街11丁目は1894年創業のスイーツの老舗、ヴェニエロ。客層はインターナショナル。グラン・マルニエ、ストロベリー・ミルフィーユ、チョコレート・カノーリ、アイス・モカチーノ・・・メニューを挙げたらきりがない。カフェは順番待ちを覚悟。
シネマ・クラシックス(Cinema Classics) もう少し先へ行くと映画ファン必見のシネマ・クラシックスがある。映画館、カフェ、ビデオ・ショップで構成されており、映画館では$5でフェリーニの「甘い生活」、大島渚の「愛のコリーダ」、ジョン・ヒューズ(John Hughes)の「フェリスはある朝突然に」などの16ミリ映画が観られる。ヨーロッパをそのまま運んできたような雰囲気のカフェでは、読む人、書く人、ぼーっとする人、おしゃべりする人、誰もが思い思いの時間を過ごしている。ケーキ、飲み物など1人27ドル。喫煙可。
ビデオ・ショップはクラシック映画がメインだが、大ブームとなった「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」も置いている(1本20ドル前後)。
11th Street沿いの店 ずらりと並ぶ店の中でもMin-K、トーキョー・ジョー(Tokyo Joe)、グアバ(Guava)は要チェック。
禁煙のマイルストーン
アーバン・アウトフィッターズ(Urban Outfitters) 左へ曲がりSecond Avenueを南へ進むとジャンクな雑貨がいっぱいのアーバン・アウトフィッターズがある。フロア・スペースはキャナル・ジーン(Canal Jeans)とギャップ(Gaps)の中間くらい。店内は独特のまったり感がある。
セカンド・アヴェニュー・デリ(The Second Avenue Deli) 道路を渡ってセカンド・アヴェニュー・デリをのぞいていこう。いつも賑わうこのコーシャー・デリは、ヴェニエロ同様地元の人気店なので意外な人にばったり会うことも。店を出たら10th Streetを左へ。
テンス・ストリート・ラウンジ(10th Street Lounge) 10th Street沿いにある、その名もテンス・ストリート・ラウンジは、イースト・ビレッジのおすすめナイトスポット。格調高く、ドリンクも高い。(マティーニ8ドル)照明を落とした店内はさりげなくゴージャス、寄せ集めたような調度品も居心地のよさに一役買っている。奥にあるくつろぎスペースは早いもの勝ち。
シアター・フォー・ザ・ニュー・シティ(The Theater for a New City Foundation) 1970年の設立以来増設に増設を重ね、いつも工事中というイメージがある。「誰でも手が出る」というコピー通り510ドルの低料金で年間30~40本を上演。プレミア・ショーに限り新進作家の作品を上演する場合も。
9th Street沿いの店 1st Avenueの少し手前、道路右側にあるNW3は壁のLondon's Callingが目印。ショット2ドル、パイント3ドルのゴキゲンなバー。
ウィンドウショッピングを兼ねて9th Streetを西へ。午後2時以降開店のショップが多い。キャンドル、お香、魔法関連グッズのエンチャントメンツ(Enchantments)やクラフト雑貨のクレイワークス・ポタリー(Clayworks Pottery)、カンティンカ(Kantinka)ほか、まだまだたくさんある。
セント・マークス・プレイス(St. Marks Place) 2ブロック南へ進んでブティック銀座と化した7th Streetを左折。次の角で1本北(左手側)のSt. Marks Placeを東(右手側)へ進む。ヤファ・カフェ(Yaffa Caf)やイースト・ビレッジ・ブックス(East Village Books)に寄り道も楽しい。
St. Marks Placeの突き当たりがトンプキンズ・スクエア・パーク(Tompkin's Square Park)
ツアー3:ダウンタウン公園づくし:トンプキンズ・スクエアワシントン・スクエア
"ボディラップ" "減量"ワシントン
トンプキンズ・スクエア・パーク(Tompkin's Square Park) Ave. B、Ave. A、7th St、10th Stに東西南北を囲まれたSt. Marks Place突き当たりの公園。最寄駅は地下鉄L線1st Ave駅。
ダニエル・D・トンプキンズ知事(Governor Daniel D. Tompkins)にちなんで名づけられたこの公園は、当時一世を風靡したロンドンのブルームズベリ・パーク(Bloomsbury Park)を模して造られた。面積16エーカー、19世紀の練兵場は、今ではいくつものルーツが交錯するイースト・ビレッジのオアシスとなっている。
1988年8月、公園内のホームレスや周辺ビルの不法占拠者を一掃しようとする警察と市民が衝突。身分を隠すためバッジをはずして暴挙に出るという警察側の巧妙かつ悪質な行為があり、公園は以後長期間閉鎖された。
そして現在。ローラーホッケーのゴール代わりにゴミ缶が置かれ、犬が駆け回るかたわらには芝生に寝そべる人、ストリート・パフォーマンス・・・。いくばくかの翳りを残しつつも落ち着きを取り戻した公園にリラックス・タイムが復活した。
セント・マークス・プレイス(St. Marks Place)、ザ・キューブ(the Cube) St. Marks PlaceとAvenue Aが交差するイースト・ビレッジのどまんなか、131番地は24時間営業のニーニョズ・ピッツァ・オブ・ニューヨーク(Nino's Pizza of New York)。1スライス1.5ドル。
St. Marks Place(3rd Avenueを越えると8th Streetになる)を西へ直進するとザ・キューブ(the Cube)のお出まし。ワシントン・スクエアに次ぐ待ち合わせのメッカとして、また若い子達が夜中にぐるぐる回転させて遊ぶおもちゃとして親しまれている。あなたも回してみる?
ワシントン・スクエア・パーク(Washington Square Park) ショップやレストランで寄り道しながら8th Streetを西へ進み、5th avenueを南(左)へ進むと、スタンフォード・ホワイト(Stanford White)が設計したワシントン・スクエア・アーチ(Washington Square arch)の堂々たる姿が現れる。現在5th Avenueはここで終わっているが、1960年代までは様子が違っていた。ハロルド・ロイド(Harold Lloyd)が出演した1928年の映画、「ロイドのスピーディー(Speedy)」のカーチェイス・シーンでわかるように、当時は門の先にも5th Avenueが続いていたのだ。
この界隈はニューヨーク大学(New York University)と隣接するため学生街の様相を呈している。University Place、MacDougal Street、West 4th Street、Waverly Placeの4道路が公園の東西南北を囲む。最寄駅は、地下鉄A、B、C、D、E、F、Q 線WEST 4 ST.駅、地下鉄N、R線8 ST.駅、地下鉄4、5、6 線アスター・プレイス(Astor Place)駅。
もともとはミネッタ・ブルック(Minetta Brook)が注ぎ込む沼地であったワシントン・スクエア・パークは、猟場、無縁墓地、練兵場、決闘場、公開処刑場へと変容を遂げていった。1827年ニューヨーク市がこの土地を買い取り公園を建設すると近隣地域は急速に発展した。公園の北側には古い家並みが残っており、ヘンリー・ジェームズ(Henry James)が『ワシントン広場』(Washington Square)を執筆した祖母の家もそのひとつ。
18世紀後半に蔓延した黄熱で大勢の人々が犠牲となり、遺体は黄色いシートに包まれて園内の無縁墓地に埋葬された。そうした因縁からか、ここはゴーストが出るという噂がある。
翌日のニューヨーク・タイムズ(New York Times)にきまって写真が載る名物イベント、ニューヨーク大学の卒業式は5月の風物詩。公園は卒業生のローブで紫色に染まり、式典用の衣装をまとった奏者がアーチの上から高らかにファンファーレを響かせる。
夏は涼を提供する噴水広場も、水が止まるとアクロバットあり、ライブあり、ブールにサッカー、スケボーが繰り広げられるパフォーマンス・ステージに早変わり。芝生はリラックス主義者のカウチになる。
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